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経鼻内視鏡検査について
※当院では胃・十二指腸検査に細径の経鼻内視鏡を使用しています。
胃内視鏡検査は、胃カメラ検査といわれていた頃から苦しい検査と思われてきました。これは、口から入った内視鏡が敏感な舌根部に触れることによって起きる吐き気のためです。
当院では『オエッ』となる咽頭反射を抑えるため鎮痛剤(ねむり薬)を使用して検査していましたので患者さんは検査中眠ってしまい、あまり苦しい検査と思われませんでした。
しかし、検査後しばらく休んでいただかねばならず、検査後の説明もあまり覚えていないのが欠点でした。また眠気が残りますので車の運転も止めていただいていました。
今回、外径5.9mmの細い内視鏡が開発され鼻から内視鏡を入れることが出来るようになりましたので内視鏡が喉にあたって『オエッ』とする感じが無くなり、鎮痛剤も使用しないですむようになりました。このため検査中説明を聞きながら話が出来るようになり、質問も出来る様になりました。また、検査後直ちに歩けるようになりました。統計的にも経口内視鏡より経鼻内視鏡のほうが楽だという人が多いため、当院でも経鼻内視鏡を実施しています。
胃内視鏡は苦しいとの先入観を捨て、是非経鼻内視鏡による上部消化管検査(胃。十二指腸)を行ってみてください。
経鼻内視鏡希望の方は電話にてご予約ください。
胃内視鏡検査(Q&A)
胃内視鏡検査とはどんな検査なのですか?
当院では直径5.9mm細いホース状の内視鏡を鼻から入れます。胃の内面がモニターに映し出され診断します。検査中も説明を聞きながら話が出来ます。病変があればその場で組織検査が出来ます。
検査時間はどのくらいかかるんですか?
検査時間は5分から10分です。
他にも検査する方法はありませんか?
他の胃の検査には胃部直接X線検査がありますが、詳しい病変はわからず、組織検査も出来ません。また、検査後の便秘が心配です。
痛くはないですか?
鼻の中に麻酔を行います。また、口から入れる場合に内視鏡が喉に当たって『オエッ』とする感じもありません。
費用はどのくらいかかりますか?
おおよそ1割負担で1,000円・3割負担で4,000円程となります。
検査当日の手順
- 消泡剤を飲みます。(胃の壁をきれいにします)
- 鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします。(出血をしにくくし、鼻の通りもよくなります)
- 鼻腔に麻酔薬を注入します(局所麻酔ですので眠くなりません)
- 鼻腔に、麻酔薬を塗った内視鏡と同じ太さのやわらかいチューブを挿入して、鼻腔の局所麻酔を行います。(鼻の穴の痛みが抑えられ、内視鏡が通りやすくなります)
- 内視鏡の検査を行います。
- 眠くなる麻酔は使わないので、すぐに帰宅(日常生活に戻れます)
大腸内視鏡検査(Q&A)
大腸内視鏡検査とはどんな検査なのですか?
肛門から直径13mm位の内視鏡を挿入して、ポリープ等の大腸病変を見つけたり、必要に応じて病変の組織検査をするものです。
検査時間はどのくらいかかるんですか?
検査自体は30分前後ですが、検査後は30分程休んでいただきます。
また、当日は朝8時に来院し、大腸を空にして検査を行うために水薬(下剤)を飲んでいただき排便後検査を行います。検査は昼頃となり、全行程約半日かかります。
怖いのですが他にも検査する方法はありませんか?
他の大腸の検査には、便潜血検査・レントゲン検査(胃部直接X線検査)などがありますが、大腸が心配、あるいは何よりも症状がある時は、大腸内視鏡検査が大腸の病変の早期発見診断につながります。
痛くはないですか?
通常痛くはないですが、痛むようなら言っていただければ対処します。
費用はどのくらいかかりますか?
おおよそ1割負担で1,000円~2,000円ほど3割負担で3,000円~5,000円程度となります。(通常検査)